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シーズンを終えて

 

皆さんこんにちは!

 

お久しぶりです。

あっという間に

雪がどんどん減って

桜が咲いて

蝶々が飛んで、、、

今年の冬も一瞬で終わってしまいましたね^^;

 

ノルウェーから帰国し

メーカーさんのキャンプにも参加させて頂いて

無事に今シーズンを終えることができました!

 

3年間いたISRAから少し離れ

1ヶ月間

父とお友達と一緒にノルウェーに

行ってきました。

合計で8レースに出場しました!

 

序盤はかなりいい感じでしたが

やはり、北欧は甘くなく、

その後しっかりけちょんけちょんにやられてきました^^;

 

でも、3年前に同じレースに出ていた選手が何人もいて

その選手たちに勝っていたり、

前よりも僅差でつけていたり、

目にみえる成長があって

すごく嬉しかったです。

 

こうやって競技をしていると

なんていうか、たまに、

あれ?自分去年と何が変わってるのかな。

ちゃんと成長できているのかな。

前進できてるのかな。

不安になったり、混乱することがよくあるのですが、

今回こうして目にみえる形で

成長が見られたことは

とても嬉しく

自分の中で大きな自信になりました。

 

 

今シーズン全体を振り返ってみると

夏のニュージーランド遠征から始まり

サースフェーキャンプ2回、

イタリア生活、

怪我後のリハビリ期間、

北欧遠征と、

実際の期間的には非常に長いのですが

自分にとっては本当にあっという間でした。

 

毎年毎年

シーズンが始まるとあっという間に時が経って、

あれ。まだ何も達成できてないのに、、、

となってしまうことがあるですが。

 

今年は何かと考えることが多かったというか、

自分自身と向き合う時間が多かったというか、

まあ怪我をしたりもしていたので

そのせいもあるのかもしれないのですが、

そのおかげで

あれ。もう終わっちゃった。何もできてない。

と思うこともなく。

完璧ではないけれど、

それでも、シーズンに満足した形で終えることができました。

 

そうというのも、

これは、皆さんにお伝えするべきなのか

自分の中に秘めておくべきなのか

すごく悩んだのですが。

 

普通なら秘めておくべきなのかもしれないけれど

嘘をついて競技を続けていくのは

なんかすごく自分の中でスッキリしないというか

ケジメがつかないと思ったので

ここに残しておこうと思います。

 

競技を続けていく上で

というかこれは競技に限らず

仕事でもなんでもそうだと思いますが、

何か一つのことを長く続けていく上で

「あぁもういいかな」

「もう諦めようかな」

「なんでこんなことしているんだろう」

って、自分が大好きだったことに対して

情熱が失われて、

夢だったり、目標だったりが

ぼやけて、見えなくなることが

何かをきっかけに、か、

何もなく急に、か、

多分、誰にでもあると思いますが、

(もしかしたら、ない方もいらっしゃるかもしれませんが)

 

それが

昨夏頃

ちょうど私に訪れていました。

 

スキーに関することに対して

何をするにもやる気がわかなくて、

やる気がわかない自分に対しても

イライラ、モヤモヤしたりして

かなりきつい時間でした。

 

たくさん応援してくださっている方がいる中で

そんな風に思いながら競技をしている自分が

すごく嫌で

申し訳なくて

その状況から逃げたくて仕方なくて。

 

すごく言いたくないですが

「やめよう」

と思った時もありました。

 

こんなことをいうのは贅沢なのかもしれないですが

好きなことを続けるって

楽しいだけではなくて

それぞれに色んな大変なことがあって

辛いこともあって、、、

 

でも私が経験している辛さなんて

本当に大変な人に比べたら

ほんっと大したことないんだろうなと思いますが(笑)

 

そんな中

自分の身の回りの方に

そのことを打ち明けて

話を聞いてもらって

なんでそう思い始めたのか、

この先どうしていきたいのかなど

色々口に出して人に聞いてもらうことで

自分でも理解していなかったことが

わかってきて、

 

自分の将来に対して不安で

このままスキーしていていいのかなとか

どこかで年齢に対して焦りを感じていたんです。

 

でも多くの方の経験や意見を聞いて

まだまだ若いんだから

いくらでも挑戦して

失敗していったらいいんだと、

気づくことができて、

またこうして競技を本気で続けられています。

 

この壁にぶつかって

自分のこと

人生のこと

社会のこと

色んなことを

色んな角度から

考えることができたおかげで

スキーに対する気持ちの向け方も

かなりいい方向に向いた気がします。

 

アルペンスキーという競技を

大きな目標を持ってやっているけれど

アルペンスキーをしている自分は

長い人生の旅の中の一部であって

そこに集中することが大切だけれども

ずっとそこに対して張り詰めている必要はなくて

その夢を追いかけている過程の中で

その後の人生に活きてくる、

学びや、経験や、得られること

が本当に大事にするべきものなんだと感じました。

 

そのことを頭の片隅に入れて

競技をするのとしないのとじゃ

競技の成績も、

今後の人生も、

大きく変わってくるんじゃないかと

思いました。

 

そんなことがありながら、

こうしてまた1シーズン無事に終えられたこと、

新しい自分を感じながらまだまだレースを続けられていること、

決して当たり前じゃない。

 

本当に

いつも応援してくださる方がいるからこそ

できていることです。

 

心から感謝しています。

 

こんなこと、心の中に秘めて競技を続けるのが

すじなのかもしれないですが、

少し弱い自分を出してしまいました。

ここに書いてしまったこと

どうかお許しください。

 

でも、きっとこういうマイナーな競技の世界で

未来が見えなくなって

私みたいに悩んでる選手は

少なくないはずだと思います。

 

そういう選手が少しでも長く

競技人生を楽しめますように。

そんな環境が増えますように。

心から願うばかりです!

 

 

今回はとっても長くなってしまいましたが

最後まで見て頂いてありがとうございます^^

 

これからもより一層精進してまいりますので

応援よろしくお願いいたします!

 

それではまた^^

 

 

Maharu.